暦年贈与はちゃんとして❣



なんとグロテスクな ゼニゴケ

昔の理科の教科書にあったような

柔らかそうですが 意外と堅い

コケは嫌われがちですが

私は好きかも

 

知らなきゃ損

 

贈与とは何か

「あげます」

「もらいます」

とお互いが承諾しているのが贈与です

もらう側が知らなければ

贈与とはいえません

 

おじいちゃんが孫に財産を贈与する場合

孫がもらうことを知らなければ

贈与ではないということ

そして贈与税はタダでもらったから

もらった人が税金を払いましょうという話

 

暦年贈与という言葉

聞いたことがあるでしょうか

毎年110万円までの贈与は非課税

おじいちゃんが孫に1,100万円

一括で贈与すると

贈与税を250万円払わないといけません

 

毎年110万円ずつ孫に贈与すると

10年1,100万円非課税で贈与できます

お得ですよね

しかし、時間がかかります

 

ここで問題なのは

おじいちゃんが亡くなられると

孫の通帳・印鑑がおじいちゃんの手元にあり

孫が通帳のあることも知らない場合です

この場合、この通帳は

孫のものではなく

おじいちゃんのものと税務署は判断します

 

それではどうすればよいのでしょうか

税務署の視点から見てみましょう

以下の場合は 税務署にとって嫌です

なぜなら疑う余地がないから

 

(1)贈与契約書を作成し 確定日付を公証役場にて押印

  (日付はいくらでも変更可能のため)

(2)申告をする

  もちろん 申告するのは

  おじいちゃんではなく

  孫が翌年必ず申告すること

 

たまには

湿った場所に目を向けると

ゼニゴケが見つかるかも

視点を変えると

見えないものも見えてきますね

 

(No237)

 

 

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