特別受益って?



悲しみは続かない の花言葉 ヒペリカム

花が散っても 鮮やかな実をつけるからとか

悲しいことが多い昨今

楽しいことを考えて過ごしたいですね

 

知らなきゃ損

 

特別受益 っていう言葉

聞いたことないですよね

相続に関係した言葉です

 

たとえ話をしましょう

あなたには子供が2人います

仲の良い兄と弟です

兄は結婚しましたが 子どもができません

弟は結婚し 子どもが生まれました

あなたはうれしくて 出産祝い金を奮発して

200万円渡しました

 

その後 月日が経ち

あなたが亡くなると

相続人は兄と弟の2人です

あなたの通帳に300万円残っていました

 

遺言書がなければ 法定相続分は1/2ずつです

ただし2人で話し合い お互いが納得すれば

どう分けようと自由です

 

兄弟は、コロナ禍で生活は厳しい状況です

兄は遺産分割の話し合いで弟に

「お前は出産祝い金(200万円)を貰ったから

相続財産300万円のうち50万円でいいやろ」と言いました

なんか揉めそうな雰囲気ですよね

 

簡単に言うと 特別受益とは

亡くなった人から贈与を受けた場合

相続が発生した時点で

相続財産にその贈与額を含めた額で

相続分を分けましょうという制度

 

300万円200万円 =500万円

相続財産は500万円で 1/2で分けると

250万円ずつ分ける

だから残りの50万円だけ渡す

というのが兄の考え方です

 

実際はケースバイケースですが

祝い金が高額ですから

裁判になると

特別受益になる可能性が高いでしょう

 

あなたが亡くなった後、

子どもが揉める姿は見たくないですよね

なにか準備できないのでしょうか

 

エンディングノートや

遺言書(付言事項)にあなたの気持ちを書いていれば

回避できるかもしれませんね

 

未来を考えだすとキリがないですが

あなたが 兄弟の幸せを願う気持ちは

伝わるのではないでしょうか

 

(No276)

 

戻る