こんな時だから、相続対策

不要不急の外出自粛要請。今まで考えるのを避けていた相続について考えましょう。
相続対策に早すぎることはありません。むしろ早い方がメリットは大きいのです。
相続が発生すると、相続人全員で遺産をどう分けるかについて話し合います。
いわゆる遺産分割協議です
相続で一番厄介なのは、相続財産に不動産(土地)が含まれる場合です。
不動産の特徴をあげると
1 価格が高額である
2 物理的に分割困難
3 売却するまでにその価値をつけることができない
そして遺産の分け方は
現物分割 現物の遺産をそのまま分け合います
代償分割 特定の相続人が現物の遺産をそのまま相続し、その代替えとして他の相続人に現金等を譲る方法です
換価分割 現物の遺産を売却換金して分け合います。
ただすぐ売却できるかどうかわかりませんから、時間がかかる場合があります
共有 相続した不動産を複数の相続人で共有する方法。
相続人は単独所有の場合、その不動産を売るにしても単独でできるため問題はないです。
しかし、共有名義とする場合は、各持分に応じて単独でできることや、共有者全員で行わなければならないことがあり、
ましてや共有者同士で意見が合わない等のトラブルが起こりやすいのです。
相続財産で不動産が含まれる場合、早めに分割方法等を相談しておくことをお勧めします。
後回しにしていくと、いろいろな要因が重なってきてより複雑になります。
争族にならないように 今できることを考えてみましょう。
(No181)