目に見えない相続って?



「素敵になって」の花言葉

知らない間に葉の色が変わってる

ハツユキカズラ

 

目に見えない相続とは何でしょう

ある女性が焼き魚を食べた後の残骸が、魚の標本のよう というエピソードから

魚の食べ方も相続 として

「こころの相続」という本を書いた五木寛之氏。

 

なるほど

「いままで目に見えるものだけが相続ではない」

と自分では分かっていると思っていたがそうではなかった

私にも思い起こすと

両親から目に見えないものを相続していたんです

記憶の片隅に追いやられていたものが

ゆっくりと蘇ってきました

 

果ては幼稚園時代、車に引かれて両足から血が出ていたこと

すぐ運転手が近寄り心配そうな顔をしていたこと

錠剤の薬が飲めずに 菓子パンの中に砕いたクスリを埋め込まれ

無理やり食べさせられたこと

その後1か月ほど幼稚園を休んでいたこと

今でいう登校拒否で

祖母に手をつながれ、幼稚園の門まで行き、また家に引き返した記憶まで

また園庭で暴れ泣きわめいて 園長先生の呆れた顔もくっきりと

 

なぜいままで忘れていたんでしょう

なぜいま思い出したんでしょう

亡くなった父からはもう聞く術はないので

施設にいる母から聞いておくことにしよう

それが目に見えない貴重な相続となるのだから。

(No6)

 

 

 

 

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