認知症になったら

「幸福が飛んでくる」といわれる胡蝶蘭
大切に育てて 来年大輪と共に
私にも飛んできますように
知らなきゃ損
もし認知症になったらどうしますか
後見人を立てないと 何も決められません
後見制度には法定後見制度と任意後見制度があります
認知症になる前にできるのは任意後見制度
認知症になった後では法定後見制度しかありません
例えば お父さんが認知症になり施設へ入所した場合
ふつう、お母さんは生活費をATMで出金していますね
なんらいつもと変わらない生活です
しかし、もしまとまったお金が必要になり
銀行の窓口へ行った場合
窓口では本人以外は出金できません
施設へ入所している旨を言うと
施設へ電話して本人確認します
名前、住所、生年月日、
妻の名前、干支など
もし認知症とわかると出金できません
ATMを利用制限する銀行もあります
すると父親の口座から出金できなくなります
すると 裁判所に法定後見人の申立て、選任してもらわないといけません
法定後見人は
裁判所が後見人を決定しますが
すぐには決まりません(数か月)
75%は専門家(弁護士、司法書士)に
やはり家族では、ずさんな場合が多いのが原因らしい
法定後見人が任命されると
資産は法定後見人が管理し
生活費は法定後見人が出金し家族に渡されます
例えば、お孫さんに入学祝を渡すのはどうでしょう
ダメです
車の買い替え費用はどうでしょう
厳しいかもしれません
認知症になったお父さんの代わりの後見人なので
扶養義務の観点から
家族の生活費や介護費用に資産は使われます
それ以外は、資産が減ってしまうということで制約されます
もちろん、資産運用、株式投資、節税対策も
資産の減少という観点から厳しいでしょう
後見人の費用も必要です
資産の額にもよりますが、2万円~/月が多いようです
最近、認知症の保険商品も発売されているみたいですね
これからは認知症リスクも考えないといけないですね
(No189)