遺言書さえあれば こんなことには!

一度聞いたら 忘れない
ヘクソカズラ 花は可憐なのに
葉と茎を揉むと
耐えられない臭さ
クスリにもなるらしい 知らんけど!
知らなきゃ損
遺言書さえあれば 争わずに済んだのに
三男のAさんは両親と同居し農業をしている
長男、次男は大学を出てそれぞれ家族を持っている
三男のAさんは 金がないという理由で高校出て
結婚し親と同居し 父の農業を手伝う
Aさんの父は昔気質で、生活費以外はAさんには渡さなかった
長男。次男が家を建てる時はそれぞれ資金援助していた。
Aさんの妻は父が倒れ自宅で介護の末
1年後に亡くなった。
相続は土地しかなかったので 母がすべて相続した
その後、母も認知症になり2年ほど自宅にて亡くなった。
その時もAさんの妻が父親と同様に献身的に介護した
介護にかける時間と労力は、
遠方に住む長男や次男には わかりません
母の相続財産は畑と現預金300万円だけ
母が亡くなるまでに 長男、次男は死亡
相続人はAさんと長男の子供(代襲相続)、
次男の子供(代襲相続)の3人に
長男や二男の子とは、葬儀で何度かあった程度
兄弟なら「昔 こんな話になっていたよね」の会話だが
子どもはそんな話は知らない
遺産分割協議になると 当然のように
法定相続分を主張され 争族へと
弁護士介入で 法定相続分に
Aさんの妻に僅かながらの被相続人の療養看護分が認められた
寄与分とは
ふつう親の介護を献身的にやってきた子などへ
被相続人の財産形成などに貢献した人に与えられる
プラスアルファの相続分をもらえるもの
Aさんの妻は相続人ではありません
今回は 特に誰が悪いわけではないでしょう
やるせない気持ちになるのは私だけでしょうか
遠方に住む人にも それぞれ生活があり、家族がある
こんなことで
家族親戚がばらばらになるとは
そうならないように
今できることをしてほしい
この場合、母親が元気なうちに
遺言書を作成し Aさんの妻に何かを
遺すようにしておけば、
まだ親の介護の苦労が少しは
報われたかも
それ以外の方法もあったかも
ほったらかしは良くないね
(No199)
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